毎週火曜日1958分~2022

TOKYO MXにて放送中

日本の創薬技術で世界の難病を救う
ドラッグ・リポジショニングで世界の製薬会社へ

「57.7」「26」「7」

これらは日本と米国における違いを表す重要な数字です。

米国の製薬企業の時価総額は日本のそれに対し約6.6倍、バイオ関連企業では57.7倍の差がついているそうです。

また米国では、国立衛生研究所(NIH)が健康・医療分野の 研究開発を統括しており、年間予算額は約3兆6,000億円。一方、日本は日本医療研究開発機構(AMED)が約1,400億円の予算(2015年度)で研究開発と環境の整備、助成を行っており、そこには約26倍の開きがあると聞きます。

世界のある国で初めて発売された医薬品が自国で発売されるまでの平均期間を見ると2010年時点ではアメリカは約0.9年、1年以内であるのに対して日本は約4.7年と先進8カ国の中でも新薬の発売時期が遅くドラッグラグという問題として指摘されてきました。
米国においては、法制度でFDA(アメリカ食品医薬品局)の新薬承認審査に期限を設け、約20年にわたり日本の7倍以上の人員を確保し審査の短縮化につなげてきたといいます。

これらの日米の差に着目、世界中の難病に苦しむ患者のために新薬開発に挑戦する医師がいます。

今回の異才は、アメリカに本社を置き、JASDAQと米NASDAQ療法に上場する医薬品ベンチャーMediciNova, Inc.(メディシノバ)
代表取締役社長 兼 CEO(最高経営責任者)
岩城 裕一さん です。

ゲスト紹介

メディシノバ
代表取締役社長 兼 CEO

岩城 裕一(いわき ゆういち)

南カリフォルニア大学医学部泌尿器科学、外科学、病理学教授。1992年より移植免疫学・免疫遺伝学研究室ディレクター。取締役会長として創業設立より事業開発、資金調達等、事業全体の統括を支援。2005年9月より社長およびCEOに就任。日本大学医学部、九州大学の客員教授を歴任し、現在は東邦大学で兼任。1989年から1991年にかけてピッツバーグ大学医学部外科学・病理学教授を歴任。論文審査のある学術専門誌に200件以上の論文、ならびに40冊以上の本の執筆をてがける。
20年以上にわたり研究に関しては、アヴィジェン社、バイオアレー・ソリューションズ社などバイオテクノロジー企業数社の取締役を歴任する。札幌医科大学卒業。同校より医学博士号修得。

今回の「花押」

今回の「花押」

© Calligrapher Nozomi Ichikawa

和魂洋才

「自らが医師であり、医師であるからこそ現場がわかる。だから創薬、治験に医師の深い関与が欠かせない。技術が先にありきではなく、我々は臨床現場で求められる薬を追いかけている。」

岩城さんはそう語ります。

日本と他国の医療、医薬行政、産業の差をよく知る、医師である岩城さんは、和の魂と洋の才知をもって、その架け橋として日々奮闘しておられます。その情熱は、近い将来、日本の医療、医薬産業に大きなイノベーションをもたらすに違いありません。

この番組では、番組のサブタイトル「異才の花押」にあるとおり、ご登場頂いた異才との対話を通じて得た、重要な言葉を花押にしてお渡ししています。

岩城さんには「和魂洋才」という言葉をお送りしたいと思います。