毎週火曜日1958分~2022

TOKYO MXにて放送中

スポーツの「成長産業化」への挑戦
卓球プロリーグ発足の決意と事業戦略

2016年に日本経済再生本部より発表された「日本再興戦略2016」中では、名目GDP600兆円実現に向けた官民戦略プロジェクトの一つに「スポーツの成長産業化」が挙げられています。2012年時点では5.5兆円と推計されるスポーツ市場規模を2025年には15.2兆円まで拡大する方向性が示されています。

この目標の実現に向け、スポーツ庁の報告書には「スポーツはコストセンター、つまり負担ではなくプロフィットセンター、収益であることを、スポーツ団体だけでなく、スポーツに関連するビジネス、或いはスポンサーとして投資する企業や団体等、さらにはスポーツに直接的には関連していない周辺産業や団体等に向けて発信、意識改革を促す」とあります。

海外と比べても規模、成長率、いずれも大幅に劣っているとされる日本のスポーツを取り巻く経済。スポーツを「する」「みる」「ささえる」それぞれの主体がより積極的に相関し、自律的な好循環を促す、仕掛けや工夫が必要だと言えます。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、いえ、それ以降のさらなるスポーツ産業の拡大、スポーツ産業振興が期待される中、
今回は10月に開幕した卓球プロリーグ
一般社団法人 Tリーグ チェアマンの
松下 浩二さんをお迎えしてお話を伺います。

ゲスト紹介

一般社団法人 Tリーグ
チェアマン

松下 浩二(まつした こうじ)

明治大学卒業後、1990年協和発酵、1993年日産自動車、1995年グランプリ、1997年ミキハウスを経て、2005年から再びグランプリ所属。93年日本人初のプロ卓球選手となる。スウェーデン、ドイツ、フランスの欧州3大リーグを経験後、02年中国リーグに初参戦した。ブンデスリーガのボルシア・デュッセルドルフ所属時の1999/2000年シーズンにはヨーロッパチャンピオンズリーグで優勝を経験。オリンピックには、バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネと4大会連続出場。最高成績はアトランタオリンピック男子ダブルスのベスト8・5位入賞。2009年の全日本選手権を最後に引退。2017年より日本卓球協会 理事。

今回の「花押」

今回の「花押」

© Calligrapher Nozomi Ichikawa

リーグの選手「強化」、新たな選手の「育成」、そしてリーグ、卓球というスポーツの「普及」を掲げ、世界一のリーグを目指し、世界のトップ選手の集まる舞台としてのTリーグ実現を目指す松下さん。

スポーツを「する」「みる」「ささえる」人や舞台・産業を、地域、国を超えて、引きつけ、つなぎ合わせ、世界へと発信。その様子は、いくつもの輻(や)を束ね、前方への強い推進力を備えた轂(こしき)のように思えます。

この番組では、番組のサブタイトル「異才の花押」にあるとおり、ご登場頂いた異才との対話を通じて得た、重要な言葉を花押にしてお渡ししています。

松下さんには「轂(こしき)」という言葉を花押にしてお送りしたいと思います。