毎週火曜日1958分~2022

TOKYO MXにて放送中

相合によるシナジー創出で新しい価値の創造
オンリーワンの物づくりを目指す国産グローバルカンパニーの挑戦

「産業の米」という言葉があります。
米が日本人の主食であり、日本の食文化において中心的役割を担っている事は言うまでもありません。産業の米とは、まさに産業の中核を担うものであり、産業全体の基盤として必要不可欠なものをいいます。戦後における石炭、高度経済成長を支えたのは鉄鋼であり、近年では半導体部品ともいわれ時代の要請に応じて変化します。

そんな産業の米の一つであり、機械部品としてなくてはならないのが「ボールベアリング」。まさに米粒大の圧倒的な技術力、匠の技です。

特に外径22mm以下のミニチュア・小径ボールベアリングに特化、世界60%のシェアを誇り、ベアリングで培った超精密機械加工技術、大量生産技術をさまざまな分野に応用、常識を超えた「違い」でオンリーワンのものづくりを実現するビジョナリーカンパニーがあります。

今回は「産業の米」というコア事業を軸に、ニッチ領域を多角化。
技術、製品、市場、人材の多様性を背景に中期事業計画では1兆円の売上を視野にいれる日本を代表する日本企業にせまります。

技術の伝承と時代への対応。進化力、変化力
多様性をいかにして企業の成長へと転換できたのか
日本企業のグローバル経営、その勘所は?

今回お招きする異才は

現在、世界26カ国、64拠点、売上高およそ8,800億円を誇る
ミネベアミツミ株式会社

代表取締役会長 兼 社長執行役員
貝沼 由久さんです。

ゲスト紹介

ミネベアミツミ株式会社
代表取締役会長 兼 社長執行役員

貝沼 由久(かいぬま よしひさ)

1978年(昭和53年)慶應義塾大学法学部卒、87年米ハーバード大ロースクール終了。88年にミネベア(現ミネベアミツミ)入社。日米の弁護士資格を生かし、入社当初から取締役法務担当として活躍。92年、常務取締役。94年、専務取締役。2006年にミネベア・松下モータ社長就任後はモーター事業の立て直しに手腕を振るう。09年4月からミネベア代表取締役社長を務め、多くのM&Aを手掛ける。ミツミ電機との経営統合により17年6月から現職。18年3月期の連結決算は売上高8,791億円、営業利益792億円。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて過去最高を更新。東京都出身。62歳。

今回の「花押」

今回の「花押」

© Calligrapher Nozomi Ichikawa

相 合

「グループ社員、製造、技術、開発、営業、全員が情熱をもってそれぞれの役割に取り組み、力を結集し、経営資源を相合わせる、すなわち「相合」することが他社との「違い」、新しい価値を生み出す源泉になる」

貝沼さんは、こう語っておられました。

社内の経営資源、競争源泉を見極め、有機的に相合わせ、「何ができるのか」「何をなすべきか」の判断と方向付けによって自律的な成長を推進、同時にM&A、「時間を買う」戦略によって社外の経営資源と相合せ、テコの原理で加速度的な成長スピードを実現。

「相合わせる」、相合力経営こそミネベアミツミの強みであるといえます。

貝沼さんには「相合」という言葉を花押にしてお送りしたいと思います。