毎週火曜日1958分~2022

TOKYO MXにて放送中

日本を再興させる「現代の魔法使い」の挑戦
ポジションを取れ 批評家になるな フェアに向き合え手を動かせ

産業革命の歴史を紐解けば18世紀後半から起こった第一次産業革命は蒸気機関を動力した「機械化」でした。そして19世紀後半、電力によってもたらされた第二次産業革命は大量生産型の工業化社会でした。20世紀になるとコンピュータが発達、エレクトロニクスと情報技術によって機械の「自動化」が進みます。

そして昨今よく耳にするのが第4次産業革命、インダストリー4.0です。これはかつての産業革命とは違い、第3次産業を飛躍的に更新する、過去に例をみないデジタル革命です。それは、あらゆる先端技術の統合であり、「自律化」を備えた機械と人が共生する全く新しい社会の形です。

そんな未来に先駆け,人・モノ、自然、コンピューター・データが融合する環境「デジタルネイチャー」の実現を掲げ、産業・経済・政治・学問・芸術に至る様々な問題解決に挑戦する時代の寵児がいます。

今回は、コンピュータ研究者、メディアアーティスト、経営者、そして教育者として日本はもとより世界で注目を集める異才、

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表
筑波大学准教授・学長補佐
「現代の魔術師」こと落合 陽一さんを2週に渡ってお迎えします。

ゲスト紹介

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表
筑波大学准教授・学長補佐

落合 陽一(おちあい よういち)

1987年生まれ。2015年東京大学大学院学際情報学府博士課程早期修了、博士(学際情報学)。
その後、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社創業。 フェーズドアレイ技術やデジタルファブリケーション技術の開発に関わる。
2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰。 機械知能と人間知能の連携について波動工学やデジタルファブリケーション技術を用いて探求。
2017年より筑波大学 学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授。

今回の「花押」

今回の「花押」

© Calligrapher Nozomi Ichikawa

魔 法

落合さんには「魔法」という言葉が似合います。
彼はこの「魔法」という言葉に「常人には不可能な手法や結果を実現する力のこと」と定義します。

「魔法」という言葉をファンタジーの世界に閉じ込めず、テクノロジーの力で、よりよい社会をもたらす新たな現実、人と機械、物質と実質が融合する新たな自然、デジタルネイチャーとして実現することを展望しています。

それは同時に既存の枠組み、例えば産業、経済、政治、社会、教育、仕事、そして私達自身に対する大いなる飛躍、バージョンアップへの警鐘でもあります。

「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」

落合さんがTwitterでつぶやいた言葉です。

これからの落合さんの「魔法」に期待が膨らみます。落合さんには、もちろん「魔法」という言葉を花押にしてお送りしたいと思います。